帰り道・・・ 球太は気になっていることがあった。それは、一つは杉本の言葉に迷いがあること。もう一つは言葉はおどおどしているのに、目はしっかりと球太を見て言ったこと。 次の日、一年生のメンバーで集まり、昨日あったことを話した。すると、 「やめたいやつはやめりゃいいじゃねぇか」 「久本・・・」 「そうだぜ。だいたい、人の選択をごちゃごちゃ言えるほどお前はえらいのかよ!」 「長澤・・・ お前らふざけんなよ!仲間じゃねぇか!!」 「でも・・・」 「ん?」 「そもそもの原因はお前だろ? だったらこれはお前と杉本の問題だろうが」 「中田まで・・・ で、でも俺は独単で引き留めたりしないからなぁ!」 球太は教室から走り去った。一刻も早く逃げたかった。 ここまできたら2択だ。 プライドを優先して杉本に声をかけないか。 友情、仲間を優先して杉本を呼び戻すか。 球太の答えは決まっていた。 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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