小説 野球キングへの道
野球キングへの道 第7話 決裂から生まれたもの

その日の夕方、球太は杉本の家にいた。
「杉本、俺が、その…」
「さっきからなんなんだよ…」
「用事がないなら帰れよ!」
「いや、あるんだ…
その、あのこと…」
「俺は部活を辞めると監督に伝えた。おまえ等も聞いてるはずだろ」
「まってくんねーか、それ」
「お前の言うことを聞く必要はない、俺は部を辞める」
「それを待てってんだよ!」
「な…」
「あ…、わりぃ
でも、俺はお前とじゃなきゃやりたくねんだよ、上手く言えないけど…」
「お前にとって俺は何だ…?」
「仲間だ!」
「お前にとって俺は必要か…?」
「当たり前だ!」
「迷惑かけてすまなかった…
俺、戻るよ…、お前らと全国を目指したい!」
「そうこなくちゃ、気合い入んないぜ!」
そうして、球太は帰って行った…
その日の夜、杉本は大量の涙を流したと言う…
そして、再び9人になった一年生…
いよいよ三年生にとって最後の大会が始まろうとしていた…


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