あの日から1ヶ月… いよいよ三年生最後の大会が始まった。 優勝候補の西中は一回戦をシード 二回戦もコールド勝ち。 一年生は出る機会はないが一緒に勝ち進んでいる気がして、それだけで気分がよかった。 そして準々決勝の日… 四回までエースの滝本がノーヒットに抑えていた。 しかし五回に相手チームの先頭打者の四番がヒットで出塁すると、送りバントの処理のミスでノーアウト1、3塁に。 次の打者の外野フライで一点を先制されてしまう。 更にフォアボールを重ね、1アウト満塁の大ピンチに… 見かねた監督が投手の交代を告げる。 「投手交代!ピッチャー、野村!」 「よっしゃー!」 いよいよ、球太が公式戦デビュー。 まずは、最初の打者を内野フライに打ち取ると、次の打者を三振に打ち取る。 「しゃぁー!」 ベンチの中の誰かが言った… 「まるで救世主じゃねぇか…」 キャプテンは言った。 「てめぇら! 絶対逆転すんぞ!」 「しゃぁ!」 西中の反撃がはじまる…! [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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