小説 野球キングへの道
野球キングへの道 二章最終話 西中fin…

準決勝から二週間が経ち、杉本率いる新チームが秋の大会に向けて練習に励んでいた頃…
球太は退部届けを提出した。
監督にはみんなには体の調子が悪いのでしばらく休むと伝えてくれと言い、練習に行かなくなった。
そして、新人戦の一週間前…
球太は空港にいた。
ロサンゼルスに行くために。
アメリカの地で野球をやるため、行くのである。
「じゃあな、みんな…
またいつか…」
独り言のように呟き、登場口へと向かった。
その日、学校にも来なくなった球太を不審に思い、監督を問いつめた杉本は真実を知る。
「そんなバカな…」
「球太はな、西中の全国制覇する瞬間を見たいと言ってたよ。アメリカでもネット放送があるからな。」
「……見てろよ球太。春の全国の優勝トロフィーを持つのは俺たちだ。」
そう呟き練習に戻る杉本の背中を見て、監督は心配そうな顔つきになった。
一週間後の地区大会一回戦、0ー14。四回コールド負け。
まさかの一回戦惨敗だった。

[先頭ページを開く]
[指定ページを開く]


<<重要なお知らせ>>

@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
@peps!・Chip!!は、2024年5月末をもってサービスを終了させていただきます。
詳しくは
@peps!サービス終了のお知らせ
Chip!!サービス終了のお知らせ
をご確認ください。



w友達に教えるw
[ホムペ作成][新着記事]
[編集]
無料ホームページ作成は@peps!
無料ホムペ素材も超充実ァ