山形市にある県立保健医療大学で卒業式が行われ、卒業生が医療の道への決意を胸に新たな門出の日を迎えた。
県立保健医療大学の卒業式には、看護・理学療法・作業療法の3学科で学ぶ109人と大学院で学んだ9人が臨み、一人一人に卒業証書や学位記が手渡された。前田邦彦学長が「大学で学んだ知識を生かし医療分野の発展に寄与して下さい」とはなむけの言葉を贈ると、卒業生を代表して看護学科の浅野栞さんが答辞を述べた。
（看護学科・浅野栞さん）
「今後は患者様の気持ちに寄り添える医療人となれるよう、大学で学んだことを活かし自己研鑽に励んで参ります」
大学によると、3つの学科の卒業生のうちのほとんどが就職か進学かの進路が決まっているという。
（酒田市の病院に就職する卒業生）
「小さい頃から人の役に立つ仕事に就きたいとずっと思っていたので、リハビリしてもらえて良かったと思ってもらえるような作業療法士になりたい」
（白鷹町役場に就職にする卒業生）
「町役場で保健師（になる）。地域住民の健康をよりよくできるようにしていきたい」
就職する101人のほぼ半数が県内に残り、4月から市役所や役場、病院などに勤務し、新たな生活をスタートさせる。