子どもホームケア
薬を飲むのをイヤがってた子が2人いました。風邪などで熱を出したり、体調が悪い時は誰でも食欲が落ちます。ご飯を食べない時もありました。その時は子供が好きな物を食べさせました。そして薬を飲ませるのに試した事は、ﾌﾟﾘﾝのｿｰｽを多めに作り薬を混ぜてﾌﾟﾘﾝにかける。子供が好きなﾌﾙｰﾂ(種類豊富に)を好みの大きさに切り少なめの量のﾖｰｸﾞﾙﾄと薬を混ぜ合わせてﾌﾙｰﾂﾖｰｸﾞﾙﾄを食べさせる。夏場は少量のかき氷に 薬入りのｼﾛｯﾌﾟをかけて食べさせる。ﾌﾙｰﾂｼﾞｭｰｽに薬を混ぜて飲ませる。ﾌﾙｰﾂｼﾞｭｰｽにｼﾛｯﾌﾟと薬を混ぜてﾌﾙｰﾂｾﾞﾘｰを作って食べさせる。
幾つかの野菜を食べない子がいました。
ある日ﾊﾝﾊﾞｰｸﾞを作る時、子供の嫌いなﾆﾝｼﾞﾝとﾋﾟｰﾏﾝを すりおろし程混ぜ合わせﾅﾂﾒｸﾞを少し入れて風味を出し野菜の味がわからないようにして ﾊﾝﾊﾞｰｸﾞの具と一緒にこねておき、 丸めて焼いたらいいだけの状態時にして子供を呼びました。 子供の手にｻﾗﾀﾞ油を少し塗り 楕円形に丸めさせて中の空気を抜くのに軽くﾊﾟﾝﾊﾟﾝさせて真ん中を少しくぼませ 小さめのﾊﾝﾊﾞｰｸﾞを3個作らせ 火加減も教えて 自分でﾌﾗｲﾊﾟﾝに並べさせて焼かせました。自分で作ったﾊﾝﾊﾞｰｸﾞがよっぽど美味しかったのか、ママのﾊﾝﾊﾞｰｸﾞも食べたいと言い出し、私のﾊﾝﾊﾞｰｸﾞを半分以上分けてあげました。
今度は鶏のつくねに、すりおろしたﾆﾝｼﾞﾝとﾋﾟｰﾏﾝを混ぜてみました。この時も子供に小さなお団子みたいに丸めさせました。ﾊﾝﾊﾞｰｸﾞとちがって小さなﾆﾝｼﾞﾝとﾋﾟｰﾏﾝの色がわかります。子供には、みかんの皮とﾈｷﾞを混ぜたと言いました。(生姜とﾚﾓﾝ汁も混ぜるので、ごまかせると思いました)そして鍋に入れる時、自分が丸めた鶏のつくねを自分で入れさせました。すると自分が丸めた鶏のつくねを全部たべてしまい 私が丸めた分も沢山たべました。
またある日、子供と一緒に野菜炒めを作ってみようと思いつきました。まず、ﾆﾝｼﾞﾝは5ﾐﾘ程の厚さに平らに切っておきました。そして子供の左手をﾆﾝｼﾞﾝに添えさせ その上から私の左手でﾆﾝｼﾞﾝをしっかりささえて 子供に包丁を持たせﾃﾆｽのﾗｹｯﾄを握るような感じで人差し指だけを少し上にずらして握らせ、その上から私が包丁をしっかりと握り子供と一緒にﾆﾝｼﾞﾝを千切りにしました。ﾋﾟｰﾏﾝや玉ねぎなども同様に。切った野菜に好みでお肉などを入れて子供と一緒に料理しました。例えば肉野菜炒めの場合、お肉を柔らかくするため 予めお肉をﾊﾞｯﾄ等に並べ 子供に料理酒などをかけてもらい自分で揉み込ませました。料理を始める時、ﾌﾗｲﾊﾟﾝの取っ手を子供に握らせ その上から私がしっかり握り、菜箸等も子供と一緒に持ち お肉や野菜や調味料も自分でﾌﾗｲﾊﾟﾝに入れさせ 一緒に料理しながら、｢○○(←子供の名前)が作った野菜炒め すごく美味しいと思うよ～食べるのが楽しみだね～｣等の会話をしながらﾆｺﾆｺして一緒に作り、出来上がったら子供と一緒にﾌﾗｲﾊﾟﾝからお皿に移し 更ににﾆｺﾆｺして｢うわぁ～○○が作った野菜炒め、美味しそぉ～早く食べたいなぁ～｣と言いながら食卓に並べ、一番先に野菜炒めを口に入れて、更に更にﾆｺﾆｺしながら｢○○が作った野菜炒めすっごく美味しい～こんなに美味しい野菜炒め、ママ初めて食べたょ～｣等と大げさに言いました。 自分の作った料理=喜んでるママ=子供は食べました。
その日 寝る直前までﾆｺﾆｺし 野菜炒めが美味しかった話題をしました。私の子供は嫌いな野菜が食べられるようになり、包丁の握り方や切り方、野菜を切る際 左手の指の置き方や支え方等を早くに覚え ｢今日は○○がお料理する～｣と言って 傍について自分で作らせた日もありました。
魚を食べない子もいました。冷蔵庫にはいつも沢山の魚肉ｿｰｾｰｼﾞを入れておきました。外側の袋に魚肉ｿｰｾｰｼﾞと書いてあるので袋から出して大きなﾀｯﾊﾟに詰め込み ﾀｯﾊﾟの蓋をはずして 子供が目につく所に入れておきました。子供ﾊｻﾐを使ってｿｰｾｰｼﾞに張りついてる袋を剥いて、おやつのように食べていました。また、なるべく、かまぼこや ちくわを使ったおかずを作って食べさせました。
ある日、料理に使う出し汁を作ろうと思い必要な材料を探していたところ、魚の煮干が沢山減っている時がありました。魚の嫌いな子が、おやつ代わりに こっそりと食べていた事がわかり その子に ｢何で小さなお魚さんは食べるのかなぁ？｣と聞いたら、｢大きなお魚さんは、体を切られてるから食べるのがかわいそうなの…小さいお魚さんは体を切られてないから○○が食べてあげるの｣と、訳のわからない事を言ってました。 その日から 食卓には 焼いたシシャモを毎日並べました。
白ご飯をろくに食べず おかずだけ沢山食べる子もいました。ふりかけ等でごまかして食べさせると 保育園に入れた時や外で食事をする時に困るので その子が自ら白ご飯を食べるように持ちかけるには、どうしたらいいのか…ある事を思いつきました。 結果はどうであれ まずやってみようと思いました。 お米をとぐ時に 最初に私がお米をといで、とぎ汁を落とし 子供用の椅子(座ったらﾌﾟｰって音がする椅子)を傍に置き直ぐにその子を呼んで手を洗わせ 手をﾊﾟｰの状態にさせ指を少し曲げさせ 椅子の上に立たせ(ﾌﾟｰ) お米の中に手を突っ込ませました。そしてその子の手の上に私の手を置き 2人で一緒に お米をとぎ終え お米の量に対しての水加減を教え 最後に水の量を調整させ 私がお米の入った内釜を炊飯器に入れ、2時間以上経ってからｽｲｯﾁを入れると美味しく炊き上がる事を教えました。｢２時間って、いつ？｣と聞くので、私は時計の傍まで行き人差し指で｢この短い針がｺｺまで進んだ時｣と教えました。その子は その後ﾃﾚﾋﾞを視たり家の中をｳﾛｳﾛしたり何回も時計を見たりしていました。そしてﾋﾟｯﾀｼ2時間経った時 その子はｷｯﾁﾝまで走って行き 炊飯器のｽｲｯﾁを入れました。 炊き上がりのﾒﾛﾃﾞｨｰが鳴ると、その子はご飯のｼｬﾓｼﾞを持って炊飯器の傍まで行きました。すぐさま私は その子の名前を叫び 炊き上がって10分位経ってからご飯をほぐすと美味しいご飯になる事を教えました。｢10分て、いつ？｣と聞くので、私は時計の傍まで行き人差し指で｢この長い針がｺｺまで進んだ時｣と教えました。またもや時計を見ながらｿﾜｿﾜしています。ちょうど10分後 その子が炊飯器を開けようとした時、私が｢蓋を開けると熱～い空気が い～っぱい出てきて 手がｱｯﾁｯﾁ～になるからね｣と言うと 炊飯器から少し離れ必死で腕を伸ばし 蓋を開けるﾎﾞﾀﾝを押しました。蓋が開きました。私は思いきり拍手をしながら｢○○が炊いたご飯、すご～～い｣と 思いきり喜んで見せてたあと その子を抱き上げ(3才なので重たい…)お顔をｽﾘｽﾘしﾎｯﾍﾟにﾁｭｯﾁｭすると 炊き上がったご飯を見ながら すごく喜んでいました。さすがに、ご飯をほぐさせるのは無理なので、私がほぐしました。その子は、それを隣でジーっと見ていました。 晩ご飯の時間になり食卓に おかずや味噌汁などを並べてると その子が自分の茶碗と しゃもじを持って炊飯器の前に立っていました。私は思わずｷｯﾁﾝのｼﾝｸの前で｢やったぁ～｣と 少しﾄﾞｽのきいた声で呟き 右手を内側に向け拳を震わせ その拳を上昇させていました(私は男か!?)。
私はさっそく椅子を炊飯器の前に置き その子を椅子の上に立たせ(ﾌﾟｰ) ｢○○が炊いたご飯 美味しそぉ～ 早くみんなで食べたいね～｣と言ってる間に、その子は自分でご飯をよそっていました。
ご飯の最中に 私は｢やっぱり○○が炊いたご飯 すっごく美味しい～｣とか｢ママが炊いたご飯よりも すっごくすっごく美味しい～｣等とﾆｺﾆｺしながら大げさに言ってると その子は なんと、2杯目をよそいに行きました。その日から 白ご飯を2杯食べるようになるました。
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