星のカービィ短編

初心なカービィと交わりたいメタナイトの攻防





想い続けて何年経ったことだろうか?
ようやくこの想いを成就することができた。


ある日の昼のことだった。
色とりどりな花が咲きほこる、綺麗な花畑で、先日私と付き合うことになったカービィとピクニックに来ていた。
柄にもなく私は浮かれていた。
なんといっても片想い歴数年、愛を囁いても恋心だと分かってもらえず、すれ違いの毎日。
付き合ってほしいと言えば剣の決闘に付き合わされ、好きだと告げればぼくもだよー!みんな友達!!と言われ、指輪などを送ればお礼にマキシマムトマトが送り返され、ディナーに招待すれば食事だけして帰ってしまう始末。
だから先日告白したときは、満月の光る綺麗な夜に高級ホテルの最上階で夜景を見ながら、カービィのことを愛している恋人として私と付き合ってほしいとはっきり言った。
これでもかと言うくらいロマンチックな演出をしてようやく、カービィは顔を真っ赤にして、私の告白に頷いた。
そのときの私の心情はやっと付き合うことができて嬉しい、ではなく、やっと意味が正しく伝わって良かった、というものだった。

そして、やっとカービィと付き合うことができて、今日は初めてのデートというわけだ。
なんとカービィが誘ってくれたのだ。
綺麗なお花畑でご飯を食べようよと誘ってくれたのだ。
なんてかわいらしいデートチョイスなのだろう。
しかも、カービィがお弁当を作ってきてくれたのだ。
これに舞い上がらないわけがない。

「ふんふふーん、ふんふふーん」

ご機嫌なのか、カービィは鼻歌を歌いながら、適当な場所に御座を引いて、その上にカービィは座った。
持っていた風呂敷を御座の上に置き、しゅるりと解くと、5段重ねの重箱が出てきた。

「ちょっと少なかったかな?」

「十分だ」

「本当?良かった。メタナイトも座りなよ」

ぽんぽんと、カービィは隣を叩いた。
私は靴を脱いで、御座にあがり、カービィの隣に座った。
よいしょとお弁当のふたをカービィがあけると……なんとカービィのキャラ弁が姿を現したのだ。





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